◆一番つらかったのは、家族と同じ食卓を囲めないこと
「筋トレは自分との戦い」と語る山野内さんですが、日本やアジアで一番を獲得するまでには、数々のハードルがあったそう。なかでも、一番大変だったのは食事面です。
「筋トレやダイエットをやる人にとって、一番大切なのは食事面です。食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んでいるうちは、理想の体を手に入れることはできません。好きなものを我慢するのは、最初はやはり辛かったです。
たとえば、私の場合は白米が好きなのですが、白米は太るのでオートミールに切り替えました。お酒も大好きだったのですが、体を絞るために炭酸水やノンアルコールビールを飲むように。慣れれば大丈夫ですが、最初は『こんなの絶対無理でしょ!』と思ってました(笑)」
ただ、「家族と一緒のものを食べられなかったこと」は何よりもつらい経験だったとのこと。
「私の食事は365日ほぼ同じで、家族と同じ献立を食べることはほとんどありません。大会前だと、お肉を800グラムくらい食べたりもしますしね。家族と同じ食べ物を食べられないのはとてもつらかったです。
夫からは『もう趣味の領域じゃないよね』ともぼやかれるなど、家族からもクレームが出たこともあります。しかも、家族の分の料理を私が作ると私は味見ができないので、私の料理は時に変な味になるらしくて……。家族から『この料理、味が変!』と言われた時はショックでしたね(笑)」
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