ワースト7位は、高橋文哉と志尊淳がTBS系「金曜ドラマ」枠でダブル主演中の10月期ドラマ『フェルマーの料理』。漫画家・小林有吾氏が「月刊少年マガジン」(講談社)にて不定期連載している同題作品の実写化で、かつて数学者を目指していた北田岳(高橋)が、シェフ・朝倉海(志尊)のレストランで見習い料理人となり、数学的思考で料理という難題に挑戦していくストーリー。高校時代に調理師免許を取得していた高橋が、同ドラマで本格的な料理姿を初披露するということでファンは喜んでいたが、初回5.5%発進、11月10日放送の第4話も5.4%と低空飛行を続けている。
ワースト6位は、7月期のフジテレビ系「月10」枠にて放送された『転職の魔王様』(主演・成田凌)で、初回5.4%を記録。小説家・額賀澪氏の同題作品シリーズ(PHP研究所)が原作で、主人公は冷徹な対応から「転職の魔王様」の異名を持つキャリアアドバイザー・来栖嵐(成田)。小芝風花や前田公輝、白洲迅、おいでやすこが・おいでやす小田、山口紗弥加、石田ゆり子ら、バラエティ豊かな俳優陣も出演していたが、全話を通しての平均も5.0%と不発に終わった。
同じく初回5.4%でワースト6位となったのは、フジテレビ系「木曜劇場」枠で若村麻由美が主演した7月期ドラマ『この素晴らしき世界』。若村は平凡な主婦・浜岡妙子と大女優・若菜絹代の2役を担当。声も顔も絹代に瓜二つの妙子が“替え玉”を演じることになるというストーリーだった。当初主演する予定だった鈴木京香が体調不良により降板したため、若村が抜てきされたという経緯もニュースになったが、主演交代の影響で話数が削減。このように制作自体がドタバタだったせいもあってか、全話平均3.9%と大コケした。
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