安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』は低視聴率も「今年イチの名作」?

 ワースト10位は、1月期の日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で安藤サクラが主演を務めた『ブラッシュアップライフ』。初回は5.7%。同作はバカリズムが脚本を担当し、主人公の近藤麻美(安藤)と同級生・門倉夏希(夏帆)、米川美穂(木南晴夏)が織りなす“タイムリープ系ヒューマンストーリー”だ。視聴率は1ケタ台を推移するばかりだったが、視聴者の間では大反響を呼び、今年イチの名作と評価する人も多い。たとえ視聴率が低くても、ヒット作になれるということを証明したドラマともいえるだろう。

 同率5.7%で発進し、同ランキングのワースト10位に並んだのは、現在TBS系「火曜ドラマ」枠で放送中の『マイ・セカンド・アオハル』(主演・広瀬アリス)。問題を抱えた社会人女性が一念発起して大学生になり、“年下の先輩”たちと恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディ。恋のお相手となる小笠原拓役にはなにわ男子・道枝駿佑が起用され、若年層をターゲットにしているとみられるが、11月14日放送の第5話は4.6%を記録。また、沢島真凛役の飯沼愛が撮影中の事故でケガをしたことも報じられ、ファンは心配していたが、同14日には仕事復帰が報告された。

 ワースト8位は、テレビ朝日系で日曜午後10時に新設されたドラマ枠にて清野菜名が主演した『日曜の夜ぐらいは…』(4月30日~7月2日まで放送)。初回は5.6%だった。主人公は、ファミリーレストランでアルバイトをしながら、車椅子の母親と生活する“ヤングケアラー”の岸田サチ(清野)。設定だけ聞くと内容が重そうであること、また新設ゆえに、この枠自体に視聴者がついていなかったことも敗因だったかもしれない。