◆「届いたらスカスカ」なんて嫌だ!失敗したくない方のために
1年の最初に食べるごちそうということもあり、「おせち選びに失敗したくない」というニーズに対応した「おためしおせち」も近年では登場しています。おせちとしてはありえない金額でその味を試すことができ、明らかにメーカーさんは赤字なのでは……と心配になりますが、それだけ「食べてもらえれば本番のおせちも買ってもらえる」という自信の表れなのでしょう。
おせちメーカー大手の博多久松では2007年から「おためしおせち」を販売。なんと500円(送料950円)でホンモノと同じ材料・調理・パッケージを使用したミニサイズ版の試食ができるということで、毎年「これを目当てに」購入するファンもいるほどの人気です。
「おためしおせち」購入者の20~25%はホンモノのおせちも購入しており、博多久松としても「正直赤字です」と言いながらも広告費として毎年続けているといいます。
さらに、元旦まで実物を見ることができないおせちは「すみません、元旦に間に合いません」なんてことがあれば1年の始まりから最悪な気分になってしまいそうですが……。
「楽天市場で取り扱っている商品の中でも到着が遅れて最もクレームになるのはおせちです。そのため、楽天市場では『おせちの事前審査』を行っています。販売状況や工場の体制などを可能な限り事前に楽天側で確認した上で販売してもらうようにしています。そのため、ウェブサイトで見た写真と届いた商品が全く違うなどのトラブルは現時点では発生していません」(西本さん)
絶対に失敗できないからこそ、十分な対策がされているのですね!
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