その後、たけしは軍団を連れず、ひとりで独立した。
「それだけではありません。軍団のメンバーだった水道橋博士が、れいわ新選組から参院選に出馬(当選後、辞職)した際には、“俺を巻き込むな“と突き放し、今年3月には、たけし軍団が40周年を迎えたにもかかわらず、我関せずを貫いた。彼なりの考えがあったのかもしれませんが、かつては面倒見がよかったたけしの変貌ぶりに、人が変わってしまったと、“たけし離れ”していく人も少なくありません。たけしのレギュラー番組の低視聴率ぶりも、それを物語っているかのようです」(テレビ関係者)
そんなたけしだが、今回、戦国時代劇をテーマにした小説『首』の映画化を決意。しかし、コロナ禍で撮影が延期した末、編集段階で原作・製作のKADOKAWAと契約トラブルになり、一時は公開が危ぶまれた。
「KADOKAWAとしては、15億円以上の製作費を投入していますからね。引くに引けず、結局たけしサイドに頭を下げて公開までにこぎつけたそうです。ただ、今回のKADOKAWAとのトラブルで、たけしは映画界の信用を失いました」(前出の映画ライター) しかも、『首』は当初、主演にハリウッド俳優・渡辺謙の起用を予定していたものの、変更を余儀なくされたという。
「スケジュールの都合で断られた、というのが表向きの理由ですが、一部では、『首』の脚本を読んだ渡辺が、過激さばかりが目立つ内容に“つまらない”とダメ出しして断ったと報じられています。ヒットさせなければ、たけしの面目が立たないはずなのですが……」(映画関係者)
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