4日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)に四千頭身・後藤拓実がゲスト出演。ゆってぃ、三瓶、ですよ。、ムーディ勝山と横並びで紹介され、“一発屋芸人”扱いされる一幕があった。各々「当時の忙しさ」「当時の最高月収」など「当時」に関するエピソードを披露し、最後に話を振られた後藤が「なんで僕に来るんですか、当時って言わないでください」とツッコむパターンで笑いを誘っていた。

 番組が後藤を指して言う「当時」とは、わずか2年前にブームとなった「お笑い第七世代」のこと。日本中が熱狂に沸き、あっという間に収束したが、担ぎ上げられた芸人たちはおおむねブームの中で自分たちの居場所を定め、それぞれに軟着陸したように見える。

 一方で、お笑い界における“一発屋”の世界にも、変化が訪れている。

 先月放送された『あちこちオードリー』(テレビ東京系)の「元一発屋特集」、レイザーラモンHG、小島よしお、ジョイマンを迎えた回で出演者たちから語られたところによれば、いわゆる“一発屋”の最後はひょっこりはんであり、それ以降、一発屋と呼べるような芸人は出現していないというのだ。言われてみれば確かに、その通りである。