髪のクセやボリュームの悩みを解決する方法と言えば、縮毛矯正。失敗したくないからこそ、初心者は不安に思うことも多いでしょう。今回は、縮毛矯正で失敗しない対策、また失敗談、ともにその原因と対処法を紹介します。髪質は、男女共にヘアスタイルの重要な要素です。縮毛矯正を活かしてツヤのある髪質をGETしましょう!
縮毛矯正とは?ストレートパーマと何が違うの?
縮毛矯正とは、髪の強いクセをしっかりと伸ばしたいときに行う施術方法です。基本的には、どんなクセもストレートにできるといわれています。その施術内容は、美容室によって少しづつ異なり、薬剤の強さや種類を独自に選んで工夫されています。
クセを無くしてストレートにする方法と聞くと、ストレートパーマを思い浮かべる人も多いでしょう。縮毛矯正とストレートパーマには大きな違いがあります。まずはじめに、その違いを確認してみましょう。
縮毛矯正とストレートパーマの違い!
縮毛矯正とは強いクセを伸ばすための施術です。薬剤処理を行った後に熱処理を加えることで、強いクセをキレイなストレートヘアに変身させることができます。縮毛矯正を当てた部分は、半永久的に効果が持続します。髪の状態や長さにもよりますが、施術時間は3時間~4時間程度かかります。
一方、ストレートパーマはウェーブパーマを伸ばしたり、ゆるいクセを伸ばすための施術。縮毛矯正とは異なり、薬剤処方の後に熱処理を加えることはありません。縮毛矯正に比べて、持続する力は弱く、3か月程度で効果は薄れてきます。施術時間は縮毛矯正の半分程度で、1時間半~2時間かかります。
美容室では、髪の状態や目的に応じてどちらかを選択しています。基本的には、強いクセを伸ばすときに縮毛矯正、パーマを戻すときやボリュームを押さえたいときにはストレートパーマが選ばれることが多いでしょう。
ボリュームダウンだけなら「コスメストレート」もおすすめ!
縮毛矯正やストレートパーマは、髪に大きな負担を与えます。ボリュームダウンだけを希望しているのであれば「コスメストレート」という方法がおすすめです。
トリートメント効果の高いストレートパーマといったイメージで、ボリュームを落ちつかせて馴染ませることができます。特殊な薬剤を使用して、ナチュラルにボリュームをダウンしてツヤのある仕上がりになります。
トリートメントに近い施術なので、縮毛矯正と比較すると髪へのダメージを8割程度押さえることが可能と言われています。ボリュームダウンをしたいけど、髪を傷めたくないという方にもおすすめです!
縮毛矯正:「根元からのクセ毛」と「髪質」を改善したい人におすすめ!
縮毛矯正は、「根元からのクセ毛」と「髪質」を改善したい、以下の項目が当てはまる人におすすめです。
①強いクセやうねりを改善したい
②縮れてざらつく髪質を改善したい
③トリートメントを試しても髪質が改善しない
④カラーリングやパーマで髪にダメージが蓄積していない
一方で、縮毛矯正は、薬剤によって髪に深刻なダメージを与えたり、ヘアスタイルを変更できなくなったり、ボリュームが減りすぎてしまったりと、いくつかのデメリットも存在します。
失敗を避けるためにも、「髪のクセが気になるから縮毛矯正!」と容易に考える前に、他の方法も一緒に検討してみましょう。
前髪、顔まわりなどの「部分縮毛矯正」も便利♪
縮毛矯正には、さらさらのストレートロングといったイメージが強いかもしれません。しかし、「部分縮毛矯正」と呼ばれる便利な縮毛矯正も存在します。
「部分縮毛矯正」は、部位別の縮毛矯正。気になる部分のくせ毛やボリュームをコントロールすることができるので、とても便利です。局所的なクセ毛に悩まされている方にも人気ですよ。
最も多くかけられる部位は、前髪などの顔まわりです。前髪の縮毛矯正は、「ポイントストレート」や「フロントストレート」といった名称で、一般的な美容室の人気メニューにもなっています。
鏡に映る顔まわりの悩みが解決できると、毎日の気分も上がりますよね。部分縮毛矯正を便利に活用して、気になる悩みを解決しましょう♪
パーマ×縮毛矯正も可能◎
髪の状態によっては、縮毛矯正とデジタルパーマと組み合わせることが可能です。デジタルパーマは縮毛矯正と同じように、薬剤を使った後に熱処理を加えてウェーブのクセをつけます。この2つを組み合わせることで、毛先にゆるふわ感のあるヘアスタイルが実現します。
一般的には、根元から顎まで縮毛矯正でストレートにして、顎から毛先までパーマを当てて巻き髪を作ります。
美容室によっては、「ストレート&デジタルパーマ」といった名称でメニューに挙げられている場合が多いようなのです。気になるときには、先にメニューを見て、チェックしてみましょう。