湖水が澄んでいるので「天鏡湖」という別名もある猪苗代湖。周辺は磐梯高原に位置し観光スポットも多く、四季折々に様々なアクティビティを楽しめるので人気のスポットです。彩り豊かな秋の訪れを感じながら歩いてみませんか?

【1】猪苗代湖(いなわしろこ)

琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖に次ぐ、国内で4番目の広さです。「天鏡湖」の別名をもつほどの澄んだ湖水で人々を魅了する猪苗代湖は、磐梯山とともに会津を代表する観光スポットです。入り組んだ岬や白砂青松の浜など変化に富んだ景観が楽しめる湖で、夏はウオータースポーツの基地として、冬は白鳥の飛来地やしぶき氷が見られるスポットとして多くの人でにぎわいます。かめ丸やはくちょう丸の観光遊覧船も人気です。秋には、にぎわっていた湖周辺が一気に静かになるので、色づいた周辺の木々と青い湖とのコラボもゆっくり楽しめます。

【2】達沢(たつさわ)不動滝

安達太良山系の船明神山を源流とする福島県を代表する名瀑の一つです。「ふくしまの水三十選」、「いなわしろ新八景」にも選ばれており、滝元に不動尊を祀ることからパワースポットとしても人気の滝。岩肌に沿って水がスダレのように流れ落ちる勇壮な滝は、四季折々の姿を見せてくれます。2007年にNHK大河ドラマで放映された『風林火山』のオープニングにも登場しました。

【3】曲沢沼(まがりさわぬま)

裏磐梯の曽原湖の近くにある小さな沼で、磐梯山の噴火によって形成された沼です。紅葉時には色づいた木々が湖面に映り込み、紅葉のリフレクションが撮影できることから、カメラマンに人気のスポットです。秋の絶景を見ようと、年々訪れる観光客が増えています。湖の周辺には駐車場がないので、休暇村裏磐梯多目的駐車場に停めて歩くようになります。

【4】土津(はにつ)神社

子どもと出世の神様として市民から愛されてきた土津神社は、会津藩祖・保科正之公を祀った神社です。戊辰戦争の際に創建当初の神社は焼失しましたが、明治13年(1880年) に現在の社が建てられました。静寂な境内には、正之公に縁の深い信州高遠町から寄贈されたタカトオコヒガン、カスミザクラとソメイヨシノが植えられています。

また、京都から移植されたと伝えられるイロハモミジは、紅葉時期になると、境内を真っ赤に染め、美しい景色を見せてくれます。夜にはライトアップも開催されるので、遅くまでにぎわいます。