◆腸を荒らす添加物② 保存料
保存料は、上記の乳化剤よりも幅広い食品に使用されています。保存料がないと、スーパーの食品の賞味期限がすごく短くなってしまうので、ありがたい添加物でもあります。その上で、腸内環境への影響としては、「腸内に住んでいる細菌に悪い作用がある」と懸念されています。
実際にイタリアで行われた研究では、食品に使用されている保存料の一部が、腸内細菌の種類や数に悪影響を与えると報告されました(※2)。保存料の主な役割は、食品を腐らせる細菌を抗菌して減らすことです。
つまり、細菌の立場からすると、保存料はもっとも怖い存在……。保存料を過剰に摂取すると、それに耐えられる細菌だけが腸内に残ることになり、バランスが悪くなるのです。
対策としては、「できるだけ自炊を増やすこと」に尽きる気がしています。ただ、上記でもお伝えした通り、保存料のおかげで食品が腐りにくくなり、消費者が手軽に食品を買える良い面もあります。できる限り減らしながら、食事を整えていきたいですね!
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