◆腸を荒らす添加物① 乳化剤

腸内環境を荒らしやすい添加物の1つ目は、「乳化剤」です。多くの食品に使用されているので、見たことや聞いたこともあるかもしれません。乳化剤が腸に与える影響について、研究を見てみましょう。

腸に良くない理由は、主に以下の2つがあります。

 1.腸内に炎症を起こしてしまう

 2.腸内細菌のバランスを悪く変えてしまう

たとえばスタンフォード大学はある研究で、炎症性腸疾患(IBD)と食事との関係を調べました。その結果、食事からの乳化剤の摂取が増えると、腸内に炎症が起きやすくなると分かったのです(※1)。

ただ、乳化剤と一口にいっても、いろいろな種類があります。中には、体への害がないものもあるのですが、簡単に見極めるポイントは「大豆由来かどうか」です。

商品の原材料を見た時に、「乳化剤(大豆由来)」と書いてあれば、腸への害は基本的にないと考えられます。逆に、「乳化剤」としか書かれていない場合は、少し気をつけたいですね……!