4『感染列島』(2009年・日本)
2009年に公開された瀬々敬久監督による映画『感染列島』は、主演を人気俳優の妻夫木聡と元宝塚歌劇団月組・星組トップ娘役で女優の檀れいが務めたことでも話題を呼んだ作品です。東南アジアで発生した新型ウイルスが日本国内へと持ち込まれ瞬く間に感染拡大。映画内で描かれている新型ウイルス「ブレイム」は致死率が約28%と非常に高いことが特徴です。
フィクションらしい脚色がなされている一面はあるものの、節々に感じられる「誰かにとって大切な人がどんどん亡くなっていく」というリアルな現実に背筋をぞっとさせられるでしょう。また日本政府の対応の仕方や、感染症が引き起こすパニック状態から医療崩壊の問題まで、コロナ禍を通じて明らかになったさまざまな問題が描写されています。
本映画を観ることで「ウイルスは人間を選ばない」という当たり前の事実にもあらためて向き合うことができるはずです。
映画と現実を比較することで新たな発見も
多くの映画では、感染症やパンデミックを娯楽として観られるよう、過剰で分かりやすい演出が施されていることが少なくありません。しかし同時に、未知のウイルスに立ち向かう人たちのリアルな姿も描かれています。コロナ禍の現実を体感しているからこそ、パンデミック映画の見え方も変わるのではないでしょうか。
迫力のある映像だけでなく、一見すると地味な物語の中にアフターコロナを生き抜くためのヒントが隠されているのかもしれませんね。
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