デマや誤情報に流されないために
未知のウイルスの大流行を受けてネット上のフェイクニュースやデマ、そして「自粛警察」など扇動的なムーブメントに流されてしまう事例が多発したことは注意すべき点です。
とりわけTwitterやFacebookのようなSNSでは、タイムライン上で似た考えを持つ人が閉鎖的なコミュニケーションを繰り返す状況が生まれかねません。そうなると特定の思想が過度に増幅される「エコーチェンバー現象」が起こりやすくなります。
年齢や性別を問わず誰もが当たり前に使うツールでありながら、客観性を担保しつつ情報を得ることは、存外に難しいかもしれません。
新型コロナウイルス関係はもちろん、社会についての知識を可能なかぎり正確かつ速報性をもってキャッチしたい人は、やはり大手新聞社が報じるニュースをソースにするのが賢明です。
「社会をより良いものにする」「自分自身の生活を守る」といったためにも、政治も含めてさまざまなトピックを検証するリテラシー能力は必要でしょう。
事実に基づいた判断を行い、自分なりの見識をもつためにも、扇情的な見出しが踊るネットニュースや挑発的な主張を展開する著名人のSNSなどは「情報源としては不確実である可能性が高い」ということをあらためて認識しておきたいものですね。
社会情勢を問わず有益な2つの能力
私たちの生活は新型コロナウイルスという未曾有の感染症によって大きく変わろうとしています。しかし「基本的な家事のスキル」「物事の真偽を見極める情報リテラシー」といった2つの能力は、どんな状況下であっても役立ってくれるものではないでしょうか。
仕事の経験を積み重ねることや、学問的な知識を蓄積することと並行して、アフターコロナの時代に強い味方となりそうな能力も積極的に養っていきましょう。
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