eスポーツ経済は2019年に10億ドルを突破!

ゲーム・eスポーツなどの市場分析を事業とする「Newzoo」(本社オランダ)は「2019 Global eSports Market Report」にて、eスポーツの競技人口は世界中で1億人以上、さらにスポーツとして観戦する観戦者数は4億人を超えることを発表しました。

eスポーツの人気が高まると同時に、ビジネスとしての市場規模も拡大していくでしょう。前出の発表によればeスポーツの2019年の世界の市場規模は約11億ドルに達し、2022年には17億ドルに成長すると見込まれています。

この数値には、新型コロナウイルス感染症の影響は反映されていませんが、インターネット上で世界中のプレイヤーと対戦することができるeスポーツは、新型コロナウイルス感染症によるマイナスの影響を比較的受けにくく、引き続き市場規模の拡大が見込めると考えられそうです。

五輪種目の候補へ

eスポーツは、スポーツ競技種目としての認識が進んでいます。2018年にインドネシアで開催された「第18回アジア競技大会」においてはeスポーツが公開競技として採用され、2022年開催予定のアジア競技大会でも、公式スポーツプログラムとして採用される予定です。

2018年の「第18回アジア競技大会」の公開競技には、日本人選手も参加しており、サッカーゲームで金メダルを獲得しています。

eスポーツは、五輪種目の候補にも名前が挙がるようになっており、東京五輪の次の大会として予定されているパリ五輪において、eスポーツが新種目として追加されるのではないかと期待する声もあります。

楽しむだけでなく、ビジネスチャンスとしても注目したい

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、これから私たちには「新しい生活様式」への対応が求められるでしょう。その意味で、世界の人々が移動することなくインターネットを介して楽しむeスポーツは、さらに注目されそうです。アフターコロナあるいはウィズコロナという新しい環境のもとで市場拡大が期待されるeスポーツは、ビジネスチャンスとしても注目できそうです。

提供・UpU

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