7. 美幌峠(北海道)
標高525mの美幌峠には展望台が設けられており、眼下に屈斜路湖や硫黄山、遠くには知床連山などの大パノラマが広がります。春や秋の雲海、秋の紅葉なども知られていますが、冬には屈斜路湖に発生する朝霧を見ることができ、幻想的な景色が楽しめる穴場スポットです。
さらに厳冬期になると、屈斜路湖が全面凍結しさらに神秘的に!防寒対策は必須ですが、冬しか見られない絶景を楽しめます。中でもおすすめの時間帯は朝。美幌峠は朝日の名所であり、一面銀世界が広がる中にのぼる朝日の光景には、なんとも言えない感動を味わえます。
峠の頂上には美幌峠レストハウスがあり、道の駅にもなっているので、観光で身体が冷えたときには休憩に立ち寄ってみてください。
8. 湯西川温泉(栃木)
湯西川温泉があるのは、鬼怒川の源流付近となるずっと奥の方の「奥鬼怒温泉郷」というエリアで、日光の中でも穴場的な温泉地です。古くから平家落人伝説の残る集落で、川のせせらぎと自然にあふれた趣のある雰囲気で、ゆったりとした時間が流れています。
湯西川の渓谷沿いには温泉宿が立ち並び、そのほとんどが渓谷に面した露天風呂を設置していることから、「露天風呂天国」の異名を誇ります。冬には渓谷沿いの雪化粧を眺めながら温泉につかれるなど、雪見風呂が堪能できるのも大きな魅力。
また、毎年1月下旬から3月初め頃までは「湯西川温泉 かまくら祭り」が開催。沢口河川敷の会場には、約1,000個ものミニかまくらが並び、夜にはロウソクが灯されて幻想的な景色が広がります。
9. 淡路島 灘黒岩水仙郷(兵庫)
淡路島は花の島とも言われ、島の花を巡る「あわじ花へんろ」があるほど。なかでも花の少ない冬に、満開の白い水仙を楽しめる場所が、水仙の郷「灘黒岩水仙郷」です。見頃は12月下旬から2月下旬のたったの2ヵ月弱。標高608mの諭鶴羽山の南側斜面に面した約7haに、500万本の野生のニホンスイセンが咲き誇る様子は圧巻です。
また、水仙の丘から眺める海はまた格別に綺麗です。ぜひ展望台までのぼって、海と水仙が織りなす絶景を楽しんでくださいね。