4. 美山かやぶきの里(京都)

京都市内から車で約1時間の距離に位置する、美山町のかやぶきの里。数多くのかやぶき屋根の民家を残す地域で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。冬にはかやぶきの屋根に雪がしんしんと積もり、辺り一帯が静けさで包まれます。

例年1月末〜2月頭にかけて「雪灯廊」と題したライトアップイベントが開催。かやぶき民家が温かい光で照らし出され、幻想的な景色を見せてくれます。初日と最終日にあげられる冬の花火も必見です。

5. 田沢湖・御座石神社(秋田)

周囲20km、水深423.4mと日本でもっとも深い湖として知られ、透明度の高い瑠璃色の湖面が魅力的な湖。この地に語り継がれている”辰子姫伝説”から、美容や縁結びのパワースポットとして人気を集めています。夏の姿も美しいですが、冬は雪化粧した秋田駒ヶ岳を背景に、静けさに包まれる趣ある雰囲気が楽しめます。

冬の見どころは、湖畔にたたずむ「御座石神社」。秋田藩主・佐竹義隆公が田沢湖に訪れたとき、腰をかけ休んだことからその名がつきました。こちらの真っ赤な鳥居、田沢湖の雪景色とのコントラストが抜群!凛と立つ鳥居の姿をぜひ見に行ってみてください。

また車で20分ほどの場所には、湖を眼下に望みながらスキーやスノーボードが満喫できる「たざわ湖スキー場」もあります。このほか田沢湖周辺には温泉も多いので、景色とスノーアクティビティ、温泉があわせて楽しめる、冬にはぴったりの穴場の旅行先ですよ。

6. 奥四万湖・四万温泉(群馬)

群馬県中之条町にある人工湖である四万湖(しまこ)。その四万湖からさらに車で15分ほど進み四万温泉を通り過ぎると、その先に、四万湖よりもさらに大きな奥四万湖があります。四万川ダムを構成しているダム湖で、冬になると雪とコバルトブルーの湖水との美しいコントラストが眺められます。

さらに例年1月~2月頃になると、湖面が凍りはじめ、半分ほどが氷に覆われる冬ならではの姿も楽しめます。湖畔は一周約4km。周遊道路は冬季は閉鎖されますが、堰堤までは車で行くことができ、そこからさらに徒歩で周遊道路を散策することは可能です。スノーブーツや防寒具などしっかり身につけて、雪景色のなかを歩くのも良いですね。

また奥四万湖のほど近くにあるのが、「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」という伝説にその名が由来すると言われている「四万(しま)温泉」。日本最古の木造湯宿建築である「積善館」をはじめとする趣ある宿が立ち並んでおり、冬にしっとりと過ごせる穴場温泉地としてもおすすめです。