お菓子やケーキなど美味しく楽しいイメージで食を豊かにしてくれる不二家。ペコちゃんのキャラクターでも有名ですね。名前の由来など不二家にまつわる3つの疑問をリサーチ、不二家の原価率とともにお伝えします。
不二家に関する3つの疑問
まずは、名前の由来など3つの疑問を確認します。
1.店名の由来は?
「不二家」の創業者の名前は藤井林右衛門(ふじいりんえもん)。1910年(明治43年)、横浜の元町に洋菓子店を開いたのが不二家の始まりでした。店名の「不二家」は藤井性の「藤」、そして、日本一高い山「富士山」を意識して名付けられたとのこと。また、「不二」の文字は「二つとない」という意味を表します。名前には不二家の意識の高さが現れています。
2.ショートケーキは不二家が考えたって本当?
日本ではショートケーキと言えばふわふわのスポンジケーキにたっぷりの生クリーム、そしてイチゴが乗ったスタイルが定番ですが、英語のショートケーキは甘いビスケットを意味します。
多くの日本人がイメージするショートケーキが定着したのは、大正時代に不二家の創業者が独自に考案したスポンジケーキが始まりと言われています。
3.不二家のお店を経営できる?
子どもの頃の夢はケーキ屋さんだったという女性も多いかもしれません。日本全国にある不二家はフランチャイズ展開もしています。本部での研修を経てバックアップのもと、不二家のお店を開業することができます。
不二家の原価率
次に原価率を見ていきましょう。2020年12月期第2四半期決算によれば、2020年1月1日から6月30日までの売上高は469億8,400万円でした。売上原価が251億7,900万円であることから、単純計算では原価率は約53%。
洋菓子事業、製菓事業、レストラン事業など広く展開する不二家ですが、商品によって原材料費にかけるお金は異なります。また、どこまでを決算上の原価と考えるかは会社によって異なります。
例えばケーキの場合は、一般的には3割程度が原価率。食材という観点で考えると不二家も3割程度と推測します。例えば、「イチゴのショートケーキ408円(本体価格)」の場合、原価率が3割と考えると122円が原価となります。
期間限定のカントリーマアム専門店も!
さまざまな新しいお菓子を世に送り出している不二家。普段スーパーなどで購入するお菓子のリッチバージョンがカントリーマアムで登場しています。2020年9月9日から11月1日までと期間限定、かつ東京駅限定で専門店が設置されています。
「カントリーマアムリッチホワイト」はバームクーヘン仕立てでクリームとチョコチップをサンド、「カントリーマアムリッチブラック」はブラックココアを練りこんだ真っ黒な生地でチョコレート餡やチョコチップをサンドした大人の味わい、そして「カントリーマアムスコーン」はフルーツたっぷりのスコーン仕立てのカントリーマアムです。
ぜひとも全品クリアしたいですね。美味しさを常に探求し続ける不二家。季節のケーキなど、今後の製品展開も期待大です。
文・しらいはるか
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