◆圧巻だった風間俊介の“あの芝居”

 一方、風間の演技については「障がいのある有紗と一緒にいるため、岡村という役はどうしても受けの芝居が多くなります。有紗の言動に驚かされつつも、何の嫌味も持たせない、どこかちょっと抜けている青年を演じなければいけない。その受けの芝居が完璧です」と絶賛。中でも風間の演技に衝撃を受けたシーンを話す。

「初恋、ざらり」
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「第2話の後半で有紗が岡村に対して『岡村さんのこと考えてたら、頭がいっぱいになっちゃって』と口にするシーンがあります。有紗は意図せずして愛の告白をしているのですが、それに対して岡村は呆気に取られて黙りながらも口を微妙にパクパク動かしていたんです。この口パクパクは原作や台本にはない表現で、『よくこんな芝居思い付くな』と唸ってしまいました」