ここで名前が出た加藤鮎子・子ども政策担当相だが、評判の悪さでは小渕優子と双璧のようである。

 父親の加藤紘一とは何度か飲んだことがあったが、個人的には好きな人であった。だが、自民党を跳び出て新自由クラブをつくり、そこがダメになったからと自民党に戻り、宮澤喜一の覚えがめでたかった河野洋平を嫌っていた。

 その河野と親しかったので、私は複雑な思いで加藤の話を聞いていた記憶がある。

 しかし、地盤・看板・鞄を親から受け継ぎ、あっという間に政治屋になったお嬢ちゃんには、子育ての苦労や共稼ぎの苦労は分かりはしないだろう。

 だがこの女性、男の苦労はだいぶしているようなのだ。なぜなら、最初に結婚したのが、のちに鈴木恵美議員と結婚して、育休のうちに不倫をして議員辞職することになった宮崎謙介なのだから。

 彼女の知人が、加藤鮎子にこども政策担当相が務まるのかと疑問を呈している。

「というのも、彼女は常々、周辺には“子育てが苦手”“子どもとどう接していいのかわからない”とこぼし、高校時代の恩師には何度も相談している」

 というのだ。

 子育てが苦手で、それがために夜遅くまで仕事をし、子どもがカップラーメンを食べているのも珍しくないというのである。

 2度目の亭主も横浜で社長業をしているというから、他人の子育てを云々できる場合ではないというが、事実なら、不適材人事であろう。

 小渕優子は先週触れたので省くが、彼女の父親の政治資金を我が物にしたやり口にも批判が集まっているようである。

 復興相になったのは土屋“何も”しな子ではない、土屋品子。政治家としてやる気がないのはもちろんだが、そのくせ、9歳年下の政策秘書との“関係”が噂されているというのだから、これまた、不適任というべきだろう。

 自見英子万博相は、コロナ禍の中、妻子ある橋本岳衆院議員との不倫を報じられた“傑物”。その後、橋本が離婚し、略奪婚を成就したのだから、たいしたものである。

 岸田が新たに指名した4人の女性閣僚はすべて二世、三世議員。まあ、今の自民党にはそんなのしかいないのだから仕方ないが、こんな連中が庶民の哀歓など分かるはずはない。

 メディアは、女性をもっと重用せよというが、何しろ人材がいない。岸田は、「とにかく数を増やすために何とかほじくり出したが、これしかいないんだよな」といいたくもなるはずだ。

 

 さて羽生結弦君の話である。結婚したと発表したが、どこの誰やら一向に情報がなかった。

 だが、週刊女性ネット版で「羽生より8歳上の美女で元バイオリニストのA子」だと断定報道した。しかも羽生選手の所属事務所もこれを否定しなかったという。

 8歳も年上? まあ、羽生はマザコンだから、これくらいがちょうどいいのか?

 さらに今週の新潮が独自に「A子」の素性を調べた結果、山口県光市出身のバイオリニスト、末延麻裕子さん (36)だと判明したというのである。

 羽生は昨年3月、地元・仙台市の緑豊かな地に立つ億ションの最上階を、2部屋並びで購入している。その新居で羽生は麻裕子さんと新婚生活をスタートさせていた。

「今年に入って羽生さんご一家が引っ越してきました。一部屋には羽生さん夫妻が、もう一部屋にはご両親が暮らしています。羽生さんの周囲に対する警戒感は半端じゃなくて、マンション内ですれ違う際も、常にフードを目深にかぶって下を向いている。絶対にバレたくないんだって感じです」(住人の一人)

 さらに新潮によると、同じ仙台市内に住む祖母も、結婚したのは知っているが、相手がどういう人かは教えてもらっていないという。

 なぜそれほどまでに隠すのか? 羽生家をよく知る人物は、

「ユヅの母親は家族の話題がマスコミに出るのを極端に嫌がっています。彼女は、それが大切なユヅのためになると思っているのです」

 異常といっては失礼だが、新婦が可哀そうになるではないか。

 麻裕子の父親は地元・山口で有名な建設会社を経営していたが、10年ほど前に亡くなったという。

「ご実家は古くからの岸家の支援者で、後援会幹部を代々務めてこられたそう。また、叔父は元テレビ朝日の政治部長で、今も情報番組のコメンテーターとしておなじみの末延吉正氏。生前の安倍晋三氏と“深い関係”があったというのが自慢ですが、彼女を芸能プロに口利きして入れたのも末延氏だと聞きます(現在は退所)」(テレ朝関係者)

 山口に暮らす親族がこういう。

「羽生さんのお相手がマユちゃんならうれしいけど、まだ何も知らされていません。でも、浮ついたところのない、いい娘ですよ。以前、親戚の前でバイオリンを披露してくれた際、演奏中に弦が切れてしまったことがあったのですが、動じずに最後まで演奏を続けた。本当にすごい娘です」

 写真で見る限り細面の美人である。堂々と彼女をお披露目すれば、パパラッチの襲来はなくなるのに、隠せば隠すほど、暴いてやろうというパパラッチ魂は高まるのだが。