◆20代中盤までは、人生における引きこもりだった
――松山さん自身が人として太くなっていくために。
松山「はい。20代中盤までの僕は、自分の人生における引きこもりだったと思います。映画業界、俳優としての世界が全てだったから。外に出たことによって、本当に面白い人たちがたくさんいることに気づきましたし、それによって、もっと面白い演技ができる、表現できるとも思いました。役より面白い人って、いくらでもいますからね。
今までは役が面白かった。けど、自分自身が社会で何かを吸収して面白くなれれば、役に何かプラスアルファが生まれて、自分が役をもっと面白くできるかもしれない。さらにいろんな解釈もできるようになるかもしれない。そんな風になりたいな。そのためにも、自分自身が面白い人間になりたいなと、本当に思ったんです。そして外に出て、いろんな人から、たくさんのことを学んでいます」
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