さて、ここからはジャニーズ事務所問題3連発。最初は、文春のジャニー喜多川が稼いだカネはどのくらかという記事。ジュリー前社長は、法を超えて被害者たちには補償するといったが、民事裁判のケースでは、肛門性交、口腔性交では、賠償額はおよそ300万~400万だそうだ。仮に被害者が500人とすると20億ぐらいになるか。

 だが文春調べによると、そんなもの楽々払えるというのだ。芸能事務所幹部によると、「ジャニーズの資金力は業界でもトップクラス。グループ全体の資産はおよそ一千億円ともいわれています」だそうだ。文春の調査でも、ジャニーズ事務所やジュリー名義の不動産を15軒確認できたという。それにオフイスが入っている超一等地の物件、ジャニー喜多川の居宅などを合計して、それだけでも500億円にはなるという。

 賠償金を払っても、ジャニーズ事務所が落ち込んでも、まあ、ジュリーが娘と一緒に楽に暮らすカネは十分すぎるようである。ジャニーズ事務所さん、大盤振る舞いで、被害者1人につき1000万円ぐらい払ったらどうか。

 FRIDAYによると、ジュリー前社長には20歳前後の娘がおり、アメリカに留学させ、経営などを学ばせているのではないかといわれているそうだ。だから、外から優秀な人材を連れてきて社長に据えると、娘に禅譲できなくなる危険があるため、身内の東山紀之を社長にしたのではないかというのである。

 ジャニーズ事務所を逃げ出して滝沢秀明が新たにつくった「TOBE」に移るタレントがこれからも多く出てくるようだが、待ってくれ。滝沢もジャニー喜多川の超オキニであった。滝沢も他人事ではなく、ジャニー喜多川の“寵愛”を受けているはずである。滝沢もジャニーズ事務所から逃げ出したタレントたちを集めて悦に入っているではなく、自らの口で、ジャニー喜多川の知られざる部分を語らなければ、人はついてこないのではないか。私はそう思う。