日本の所得格差が過去最大級…厚生労働省発表の画像1

 物価上昇が続く中、所得の増加が大きな課題となっているが、厚生労働省が8月22日に発表した21年の「ジニ係数」は、所得格差が過去最大だった14年に匹敵するものとなり、格差が拡大していることが明かになった。

 所得格差を示す指標として最もよく用いられるのが「ジニ係数」。ジニ係数は所得の均等度を表す指標で、0に近いほど所得が均等に分配され、所得格差が小さく、1に近いほど所得が一部に集中していて、格差が大きいことを示す。

 厚生労働省はおおむね3年に1度、「所得再分配調査」を実施し、ジニ係数を発表している。