◆②言葉以外の表現方法である「料理」を実践

台に乗って、一人で一生懸命料理に励んでいます
台に乗って、一人で一生懸命料理に励んでいます
 そしてもう一つ私が大事にしているのは、真の国語力やコミュニケーション力、理解力を養うために、言葉の世界だけに依存しないことです。

 国語=言葉だと考えてしまいがちですが、言葉を起点に想像を膨らませたり、人の気持ちを考えたりすることができなければ、単なる“言葉の勉強家”までしか到達はできないでしょう。

 料理は言葉の枠を出た完成形がありますから、そこまでの一連の工程を大切に、さまざまな料理を楽しむようにしています。

 そうすることで、言葉を知ることと、それを使って別の表現方法に繋げていくことがセットになり、「知行合一(知識と行為は一体である)」をシミュレーションできるのではないかと思い、楽しく実践を続けています。

料理をする息子
料理をしてみると、言葉では書かれていない香りや音、成功や失敗などさまざまな要素が体験できます