◆①買い物メモやレシピを楽しみながら書く

6歳の時に書いたドライカレーの材料。字を書くことが苦手だったので、イラストとセットで表現しています
6歳の時に書いたドライカレーの材料。字を書くことが苦手だったので、イラストとセットで表現しています
 そして私がはじめたのは、料理をする際に材料を書いて、買い出しに行こうという提案でした。そして私は、「文字がすべてではないよ。絵や記号を使って表現してもいいんだからね」の姿勢に徹しました。

 イラストを許可された息子は途端に表情が明るくなり、少しずつ文字をセットで書くように。

 このレシピが、親の私にとってはかわいく感じたため、息子の個性としてたくさん褒めるように意識しました。そしてひらがなが間違っていても絶対に否定しないように心がけました。

 子どもをついつい叱ってしまう親の話をよく耳にするのですが、その理由は「余裕のなさ」とのこと。私は子どものできたことに対して褒めることが大事だと考えているため、逆に叱る余裕がなかったというのが本音です。

 ですから、叱ることに罪悪感を抱いている方がもしいたら、ちょっとした発想転換をしてみると良いかもしれません。

カタカナ、ひらがなを書いて見せてくれるように
だんだん書けるようになることがうれしいのか、ひらがなとカタカナどちらも書いて見せてくれるようになりました
 こんなことをのんびりと続けていただけなのですが、今では漢字を書くのが得意に。漢字検定も率先して受けるようになり、文字を書くことに少しずつ自信を持てるようになりました。