◆復讐劇というより昼ドラのドロドロ感がフィット
韓流ドラマのような復讐劇をイメージして観ると、少し物足りなさを感じるかも知れません。なぜなら、本作の面白味は、復讐そのものでも、駆け引きの秀逸さでもなく、登場人物たちが繰り広げる“感情”のもつれとぶつかり合いだからです。
事件の真相を追っていくなかで、追い込み追い込まれる攻防戦から目が離せないスピーディさも、もちろん見どころではあります。しかし、話が進むにつれてたっぷりと描かれるのは、目を背けたくなるような、人間の愚かさや弱さ。タイトルの通り“炎上”必至となる展開から目が離せなくなっていくのです。
ドロドロした昼ドラ感と、伏線がしっかりと回収されていくスッキリ感のどちらもが楽しめる作品だといえるでしょう。
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