――三者三様の受験期を過ごされて、実際にセンター試験の点数はどのぐらいだったんですか?
なつぴ 私は、一番合格点が低く、かつ医学部進学枠があることに惹かれて東大の理科二類を受験したのですが【註】、センター試験は900点中8割5分くらいでした。ちなみに理系科目に限っていうと、400点中398点です。二次試験は、英語と数学(ともに120点満点)がどちらも75点ぐらい、国語(80点満点)が20点ぐらいしか取れず、理科が物理と化学(2科目で計120点満点)でどちらも30点ぐらいかな。合格者平均よりは、まあまあ上だったかなと思います。
【註】基本的には、東京大学医学部へ進学できるのは理科三類の学生のみであるが、学部1~2年時に成績上位を維持している者については、理科二類から医学部への進学もあり得る。
合格発表はネットのみだったのですが、自分の番号があったときは「よかった……」と、うれしさより安堵の気持ちのほうが大きかったです。その後、母に知らせたら「まさかあなたが受かるなんて!」と泣き叫んでいました。
えもり 私は試験の点数まではそんなに憶えていないですね。センターが8割5分ぐらい取れて、二次試験の点数は合格者平均よりちょっと下ぐらいだったはずです。
印象に残っているのは、京大の受験会場で、周りが参考書やノートを読んでいるのに、1人だけ『ちゃお』(小学館発行の少女マンガ誌)を読んでいる女子がいたこと。ヤバイな、怖いなと思いましたが、今彼女がどうしているか気になります。
あずき 私も試験の点数は、センター、二次ともにえもりちゃんと同じような感じでした。ただ、受験勉強中は京大が合格圏内だったのに、センターで失敗してしまい、1月後半に仕方なく志望校を変えて、京大ではなく名大に。小学校の頃からずっとパソコンと勉強全般が好きで、京大では総合人間学部を目指していたので、似たようなことが学べる学科を探しました。
最終的には、名大と慶応大学のどちらに進学するか迷ったのですが、トイレの印象で名大の情報文化学部に行くことを決めました。
田中 ああ、トイレは女子学生の進学において重要なポイントですよね。