――受験期について教えてください。なつぴさんとえもりさんはあまり勉強が好きではなかったとのことでしたが。
えもり 勉強が大嫌いだし、そのうえ受験期はうつ症状が出ていたので、苦しい時期でした。憶えているのは、電車で塾に行く途中、車両の連結部で泣きながら英単語を暗記するとすごくはかどることに気づいたことぐらいですね。それ以来、毎週電車の連結部で単語帳を見ながら泣く人になりました。蛇腹にはさまりそうなあの恐怖感が、ちょうどよかったのかもしれません。
なつぴ 東大合格という目標が高3でできてからは、猛烈に勉強しました。ただ、私は人の話を聞いて理解するのがすごく苦手なので、学校では授業を聞かずに寝ていて、放課後に塾の自習室に直行して閉まるまでひたすら問題を解いていました。休日は10時間ぐらいは自習室にいた気がします。
あずき 私は塾にすら行かず、1人で勉強しました。周りに人がいると、視線とか何を考えているのかが気になって集中できないんですよ。
ただ、何時間も座っていると太りそうだったので、学校で勉強したことを思い出しながら徒歩で30分かけて家まで帰ったり、部屋でスクワットをしながら勉強したりしていました。小さい頃から「もっとかわいくならなくては」みたいな強迫観念があって、太るのは受験で落ちる以上にいやで……。
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