──なるほど。「MAWA LOOP」というアイドルイベントがより大きくなることも理想ですが、関西を拠点に活動するアイドルグループがよりたくさん増えてくれてほしいなとも思います。純子さんの経験を通して、関西拠点だからこそできることや魅力って何だと思いますか?
純子:東京より物価が安いことは大きいですよね。スタジオ費用や生活費ってアイドル本人にも運営にとっても負担となりやすいでしょう。費用面の問題から解散してしまうアイドルグループも多いので、そういう意味では活動しやすいんじゃないかと思います。
あとは私の指導が受けられるというところです。遠方からわざわざレッスンを受けに大阪まで来てくれる子もいるので、それは素直に嬉しいです。ただ大阪にいた方がレッスンは受けやすいとは思います(笑)
──純子さんにはこれからも東京に負けない関西のアイドルシーンの未来を切り開いてほしいです!
純子:私自身、東京でも通用するための指導はしてはいますが、教え子たちは東京のアイドルに負けないし、負けていないと常々思ってます。「負けてやるもんか」という思いで指導もしてます。
今年のTIFには直接オファーを受けて出演する教え子が4グループ以上います。そりゃ舞台が舞台なので「認められた」って気持ちはありますけど、「当たり前やろ」という気持ちの方が強いです。こうした活動を続けて、「大阪になんかすごいのがいるらしい」という噂が広まってくれたら嬉しいですね。そのためにも、今後も「Goin(強引)g my way」でやっていきたいと思います。
■プロフィール
純子の部屋 – 純子
大阪音楽大学音楽学部声楽科卒。学生より学外コンクールへ精力的に参加しKOBE国際学生音楽コンクール初入賞。その後中国音楽コンクール銀賞、サンテレビ賞、中国国際音楽コンクール国際部門1位(杭州にて)他多数。安藝榮子、R・ハニーサッカー、中川牧三に師事。主に宗教声楽・現代音楽・オペラからアニメ・ゲーム音楽まで取り扱うジャンルは多彩で、個性的な見た目とは相反する実直で技巧的、的確な表現方式を得意とする。演奏活動に加え多種多様な後進の歌唱指導にも力を入れアーティスト、タレント、俳優、アイドル、YouTuber、ティックトッカー、ミュージカル俳優等の育成輩出、プロモーションに携わる。(ファーストサマーウイカ、おじゃす、矯正ちゃん、Kolokol、Quubi、サクヤコノハナ、AVAM(旧MiKiOdA IDOL PROJECT)など)大阪を拠点とし、出張にて全国各地に赴き声楽をベースとした様々なジャンルの歌唱指導へ柔軟に対応しながら個性を伸ばすレッスンを展開している。
Twitter: twitter.com/matinee_poetic