◆弱視の診断、そして左利き。読み書きを拒否するように
まず我が子について軽く紹介をさせてください。健康な体で産まれてきた息子でしたが、3歳前の健康診断で、「弱視の可能性が高い」という診断を受けました。
近くのものがちゃんと見えていない可能性があること、早めに治療をしないと脳の発達にも影響が出てくるというという警告のような説明でした。
まったく想定していなかった知らせに、私も夫も動揺を隠せませんでしたが、息子は3歳前にしてメガネ生活をスタートすることに。そして“異物”であるメガネをかけることに対する恐怖心によるものなのか、しばらく映像や絵本などを見ることを拒否する時期がありました。
加えて息子は生まれつきの左利き。何をするのも左手左足をメインに使うのですが、保育園での書道や幼児教育の時間は、否定の連続。
「右にしましょう、今なら直せます」という矯正アドバイスは本人にとって“人格否定”のような感覚だったそうです。その結果、ひらがななどの文字を正しく書くことに苦手意識が定着。読むのも書くのも大嫌いな幼児になりつつありました。
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