◆②「魚のごった煮」を作ってみる
【向上が期待できる能力】食材への知的好奇心、常識にとらわれない発想力
続いては、魚料理。煮魚といえば、1種類の魚を煮付けることが固定概念のように思われがちですが、ある有名スーパーにも同様の総菜「魚のごった煮」があるほど、おいしさが保証されているメニューでもあるのです。
10分で何ができるの? と首をかしげる方がいてもおかしくはありません。私が実践しているのは、複数種類の魚を組み合わせて煮つけを作ること。味付けに自信がない場合は市販の煮魚タレを活用すればOKです。
フライパンに煮汁、生姜、ネギ、魚のアラを組み合わせて火にかけましょう。煮汁が沸騰してきたら、中火に落としてフタをして10分程度煮ていけば完成です。
ここで我が子は、驚きの行動に出ました。それは味付けの時に、「おいしくなるだろう」と予想を立てて、白こしょうを加えたのです。
ここで絶対にやってはいけないことは、子どものアイデアをむやみに否定したり叱ったりすること。
子どもの感性や発想力を大切に温められるよう、最大限の敬意を払いましょう。
たとえ失敗したとしても、臆せずに新しいことを生みだす力を育むことができます。ちなみに白こしょうは結果として大成功。喜びが膨らんで自信につながる経験を積むことができます。
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