ところで、スマホやiPadの毎月の支払いに苦しんでいるのは、私も含めて多くいるはずだ。楽天が格安スマホに参入した時は、これで少しは毎月の携帯料金が下がる、すぐに買い替えようと思ったが、しばらくすると「つながりにくい」という声がSNS上でも広がり、やっぱりダメかとがっかりしたものだった。

 8月10日付の日経には、「楽天グループ、新プランも黒字遠く 最終赤字1399億円」という見出しが躍った。私には気の遠くなる数字だが、ソフトバンク同様、楽天も倒産という二字が見えてきたのではないか、そう思った。

 だが、ポストでジャーナリストの大西康之がレポートし、楽天の「反攻」があるとしている。楽天モバイルは、KDDIと「新ローミング契約」を結び、この秋からはつながりにくさが解消されるはずだという。また、総務省が9月以降に、楽天モバイルにもプラチナバンドが割り当てられることが確定的で、そうなれば使い勝手が飛躍的によくなるというのである。

 だが、設備投資は1兆円を超え、さらに増えると見られているという。それをクリアするには800万件の契約者が必要というが、まだまだ日暮れて道遠しのようだ。IT界の暴れん坊はこの苦境をどう乗り切るのか、ソフトバンクともども注目である。

 お次は、ジャーナリストの森功による、「安倍元首相に隠し子がいた!?」というお話。森は、第一次安倍政権で官房副長官だった的場順三(89)から、第二次安倍政権が始まる前に、「あの話を確認した」と聞いたそうだ。

 当時週刊誌でも、安倍に隠し子がいるという報道がなされた。相手は九州福岡のクラブ「薊」で働いていた矢島薫という女性だ。森は矢島にも話を聞いているが、彼女は、「(隠し子=筆者注)アハハ、いるわけないじゃないですか。でも、なんでそんな話になるのか不思議です。安倍さんは単なるお客です」

 安倍は的場にこういったという。

「『あれは違うんです』と言い、さらに『もし仮に私の子供だったら、養子縁組しますよ』と否定していました」

 このレポートは前半だから、後半で「実は隠し子がいた」という展開になるのか?

 あの実直そうに見えた三木武夫にも「隠し子」がいたのだから、安倍にいても不思議ではない。もしそうだとしたら、安倍のいうように養子にして、後援会にも披露して、立候補できる歳になれば、安倍の後継として選挙に出すのではないか。そうした噂さえも出てこないのは、やはり単なる噂でしかないのだろうと思うのだが。