◆「結婚適齢期」という言葉がまだ当たり前だった――ライフイベントがきっかけで、自分の思い描いていたキャリアやライフプランを諦めなくてはならない女性もまだまだ多いように感じます。筒井さん自身は、そのような経験はありますか?
筒井:そうですね。私、映像の仕事を初めてしたのは、もうすでに30代だったんです。今だと珍しくないことだと思うのですが、当時って結婚適齢期って言葉があって、女子はもう20代前半までにデビューできなければ厳しいみたいな時代だったんですね。今思えば、ハラスメントになっちゃうような言葉ですけど、それが当たり前だったんです。
――そうだったんですね。
筒井:でも、時代は確実にどんどん変わっていて、自分らしく自然体に生きていく女の人が増えれば増えるほど、それは加速していくんじゃないかなと今は思います。私は時代が変わってきているのを目の当たりにしているので、10年前、20年前、30年前で全然違うんですよ。だから、若い人たちには臆することなく、1歩を踏み出して欲しいですね。
――1歩を踏み出すためには、なにが大切でしょう?
筒井:すごく当たり前のことではあるのですが、「やってみたい」と思ったときに考えるよりも飛び込んじゃうことが大切なのかなって。それで後悔することもあるかもしれないですけど、何もしないでこれで良かったんだろうかっていう方が、悔いが残ると思うので。時には衝動に任せるのもいいのかなと思います。若いころの方が、傷が癒えるのも早いですからね!
――すごくパワーをいただきました。ありがとうございました!
<取材・文・撮影/於ありさ>
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