お次は文春だが、よく分からない話である。簡単にいえば、ネットフリックスが“テレビの女王”マツコ・デラックスの生配信番組を作っていて、それが直前になって、技術的な問題でお蔵入りしてしまったというだけの話である。だが、マツコは文春に涙ながらに思わせぶりなことをいったというのだ。

「私の感情、想いみたいなものは言うけれども、他の人のことを絶対売らないって決めているから。今回の件で誰かに責任を押したくない。ネットフリックスさんも悪くない。本当に完璧主義で視聴者想いの会社だと思う。これは本当にいろんな人が傷ついたし、頑張ったのに報われなかったから。ちょっと私の口で真実を語るつもりはない。私のせいで頓挫したって好き勝手書けばいいじゃない」

 何をどう傷ついたのか。テレビの面白さは生にあるが、それがこのところ色んな規制がかかってきて面白くなくなってきた。そこに風穴を開けようというのが今回のネトフリの企画だったが、それが技術的なことで中止になったことで、テレビからそろそろ干されそうになっているマツコが、歯ぎしりしているということか。

 マツコ・デラックスというのは、かつてよくテレビに出ていた占い師の細木数子を思い出させるから、嫌いで、見ない。あの顔を、ネトフリでも見ることになったら、契約をやめようかな。