さて、今週の第1位は、次の選挙でまた大躍進するといわれている日本維新の会の代表で、維新の顔である馬場伸幸代表のスキャンダルを報じた文春に捧げたい。この問題は先週でも報じていた。これが事実だとしたら、馬場は代表辞任どころか、維新からも出ざるを得ないのではないだろうか。
大阪府堺市で四つの保育園を運営するドレミ福祉会の前理事長・西郁子(仮名)が、訪ねて行った文春の記者にこういったという。
「なんで理事長があの人になるのか……。おかしい。異議申し立てする。私が知らない間にやっている。私の承諾なしにやっている。それは絶対成立しない」
ドレミを一代で築き上げてきた西だが、身寄りもなく、コロナ禍で親しい者でさえ連絡が取れない状態が続いていた。この春、ドレミの元理事で、自身も社福理事長のAが、西の身を案じて園を訪ねると、認知症が目立つ西を、馬場事務所が老人ホームに入居させ、法人および個人の財産管理をしているということが分かった。登記簿によれば、法人資産は約15億円、個人資産は約2億円だという。
西は馬場を以前から応援してきていて、2017年には業務執行理事に就任させたが、馬場は成年後見人でもなんでもない。西は認知が進んでるが、認知症の検査も受けさせていないという。
今年の春、西、別の社福理事長で西と30年来の付き合いになるB、それにAらと、馬場、馬場の公設第一秘書が一堂に集まった。そこで馬場は、西の今の状況では、成年後見人制度をつかうのはそぐわない、西から一筆もらって、馬場事務所との間で任意の財産管理契約を結び、西の死後は、個人財産を法人に寄付する自筆証書遺言も書かせたというのである。
Aらは、西に成年後見人をつけるべきだと反論して終わった。だが、その後馬場は、連絡もないまま理事長に就任し、西は退任させられてしまった。文春に対して西は、「私は絶対認めてない」「成年後見人を利用する」と明言はしたが、認知は進んでいるようだ。
だが、高齢者問題に詳しい生田秀弁護士によると、認知症であっても、「後見人をつけたい」「弁護士に管理してほしい」という程度の認識があれば、家裁に申し立てをして、成年後見人をつけることができるという。
馬場側は文春に対して、「お答えできる状態にない」と答えている。いやしくも公党の代表であるならば、このような疑惑を突き付けられるだけで恥だと思わなければいけない。馬場よ、説明責任を果たせ。(文中敬称略)
【巻末付録】
今週はポストだけ。
「湘南ビーチGALたちの『ひと夏のやらかし事件簿』」「ボディビルに人生を捧げる女性たちのスゴいカラダ バッキバキ美」
袋とじ「なをん。ヌレヌレ∞裸女神」「元NMB48女優が魅せた 上西恵」
「原つむぎ ハリケーンボディにご用心」
やはり「なをん。」が抜群。西田幸樹万歳!