これを踏まえて上記の出来事を分析すると、270名のお客さんが来場するという見込みをたて、それ以上チケットが売れないように制限した為に、実際の売り上げは来場した125名分しかなく、断った分損をしてしまったということだ。さらに本来なら250名で満杯になるライブハウスに約半分のお客さんしかいなければ、見た目もかなり寂しいライブとなってしまうのは間違いないだろう。そうなると当事者である後藤まりこさんが「ふざけんなや」と憤慨する理由もわからなくもない。

 しかしコメント欄には同調する人ばかりではなく、この投稿に真っ向から反論するようなコメントも寄せられた。

「取り置きして当日来ない人に文句を言うのは正直お門違いだとは思うんよね。システム上可能でルール違反でもないことについて怒られるのは客からしても意味わからないし。しっかりお金払ってもらいたいなら最初からプレイガイドとか予約の際に支払い必須なものにすればいい(中略)『気軽に予約できる』ってメリットをキャンセルしちゃうぐらいならアーティストが最初から取り置き予約の半分は来ない覚悟でいた方がいい気がする」や、客観的視点で

「だいたい当日チケットだと こういうのって そもそもくるの1/3な気がする。250人キャパで270人来たとしたら 90人はくるとして 160人余裕あるイメージ 当日様子見て入れるが良かったかもね」という意見寄せられたのだが、確かにその言い分もわかる。

 取り置きシステムの脆弱さを鑑みて、お金のことだけ考えれば、しっかりした媒体にチケットの予約システムをお願いして、とりっぱぐれをなくした方が良い。さらに取り置き予約という口約束を100%信じずに、話半分以下で考えておき、事前にもっとしっかりとした予約数を獲得するべき。