「今、全国で私たちと同じような反対運動をする方が増えています。署名活動をしたり、イベントを開催して賛同者を増やしたり、地方自治体に陳情や請願を送ったりして、少しずつ中止・延期の声を広げているところです」
SNSを多用したフリーランスならではの活動を続ける小泉氏だが、「個人的にはフリーランスだけでなく、中小企業も大きな影響を受けると思います」と語る。
「たとえば一部の出版社は、『取引先にインボイスの発行を求めない』と発表しています。インボイスの登録を避けたい私からすると本当にありがたい決断ですが、結局、出版社側が免税事業者の消費税を肩代わりするだけなんですよね。その分、消費税の負担が何千万円規模になる出版社もあるそうです。
また、免税事業者にインボイスを求めないと決めた出版社が、本やサービスの価格を上げる可能性も十分あるでしょう。すると、結局はインボイス制度に端を発した消費税の増税分を消費者が負わされることになります。
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