そして、インボイス制度中止を求めるオンライン署名活動を始めると、すぐに3万の署名が集まり、賛同者からのアドバイスで記者会見も行った。徐々に協力者が集まり、2021年末に「インボイス制度を考えるフリーランスの会」(STOP!インボイス)が自然発生的に立ち上がった。

 今年6月に開催された「STOP!インボイス全国一揆(国会議事堂)」までに全国の100人の政治家に会い、インボイス制度の問題を訴えている。

 開始1年半で「STOP!インボイス」に寄せられた署名は21万筆超となった。この署名を30万筆にまで積み増しし、9月4日に財務省へ届けることを目標にしているという。

 さらに同会では「お手紙リレー大作戦」と銘打ち、約1600の地方議会に「インボイス制度の延期・見直しを求める陳情書」を送付。現在、200超の地方自治体でインボイス制度の中止・延期・見直しの意見書が採択されているが(23年6月議会まで)、今後、全自治体の3割強にあたる540前後の自治体でインボイス反対の意見書が採択されることを目指し、地方自治体へアプローチを続けていくと小泉氏。