◆将来の計画や夢を、病気のために変更せざるを得なくなる

――AYA世代ががんになるとどんな困りごとがあるのでしょうか?

清水:15歳~39歳は、人生で一番変化が大きく様々なライフイベントがある時期です。治療のために学校や仕事を休むことが、キャリアに影響する可能性があります。がん治療はお金がかかりますから、経済的につらいと感じる方も少なくありません。また抗がん剤治療をして副作用で髪が抜けてしまうことがあります。治療の内容によっては卵巣や精巣の機能に影響があるため妊娠しづらくなるかもしれません。

このように、自分が描いていた将来の計画や夢を病気のために変更せざるを得なくなることが、最も多く聞く悩みごとです。