8月11日よりホラー映画『ミンナのウタ』が劇場公開中だ。先に申し上げておくと、本作は1999年製作のオリジナルビデオ版『呪怨』以降の清水崇監督のベスト。めちゃくちゃ恐ろしくて面白い、ジャパニーズホラーの新たな“正解”を叩き出した快作だった。

 目玉となっているのは、ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で出演していること。だからこそ、もっとポップで穏やかな内容にもできそうなところだが、実際に出来上がった映画の怖さは“ガチ”だった。じわじわと恐怖が加速していく物語がよくできているし、人によっては本気で絶叫してしまうかもしれない、トラウマものの恐怖シーンも待ち受けていたのだ。

 なお、本作は公式サイト( movies.shochiku.co.jp/minnanouta/ )の作りそのものが秀逸なので、ぜひ覗いてみて、驚いてほしい。映画本編のさらなる魅力を記していこう。