大変だ。2023年夏ドラマが豊作すぎて、時間が足りない。あれもこれもおもしろすぎて、でも、さすがにすべてのドラマは追いきれない。
忙しい現代社会に生きるドラマ好きのために、豊作夏ドラマのなかでも「これだけは見ておくべき!」名作3作をピックアップしてご紹介する。
◆正論バッサリっぷりが癖になる!『こっち向いてよ向井くん』
こっちが悩んでいるのに、正論でバッサリ切られたらやるせない気持ちになる。「そんなことはわかってるけど、でも、最初からできてたら苦労しないんだよ~!」って。世間的にも、正論を振りかざす人はあんまり歓迎されない。
でもなぜか、ドラマ『こっち向いてよ向井くん』に出てくる坂井戸洸稀(波瑠)の正論は、癖になる。
このドラマは、10年間パートナーがいない33歳の向井くん(赤楚衛二)が、元カノを引きずりつつ新しい恋愛に向き合う過程の悲喜こもごもを描く。その道のりで知り合うひとりが、思ったことをズバズバ言う洸稀だ。「オブラート」という言葉を知らなそうな洸稀は、1話の時点でいっそ清々しいほどに向井くんの悩みをぶった斬る。
【こちらの記事も読まれています】