『週刊文春』2023年7月27日号(文藝春秋)によると、今年9月から10月にかけて放送予定のフジテレビ系『FIVB パリ五輪予選 ワールドカップバレー2023』のスペシャルサポーターにAぇ!groupが決定していたという。しかし一部の大会出場国から、性加害問題を抱えるジャニーズ事務所のタレントが関わるのであれば大会に参加しないとの抗議があり、Aぇ!groupが降板となったというのだ。
「これまでいあったジャニーズ事務所に関わる諸問題は、ジャニーズ事務所とメディア、そしてスポンサーの間で調整し、できるだけ大事にならないように上手くかわしてきた。しかし今回のワールドカップバレーで、出場国から抗議されるというまさかの形になった。つまり、外部からのプレッシャーがかかったことで、問題を身内だけでは処理できなくなったということ」(同)
ジャニーズ事務所に関するさまざまな問題は、芸能界・マスコミ界のなかで起きたものとして、甘い対応が取られることが多々あった。しかし、国際大会の参加国からの抗議があったとなれば、芸能界だけの問題ではなく、その影響がスポーツ界に及ぶことは必至。国際問題にも発展しかねない。それでもなおジャニーズのスポンサーであり続けることは、その企業にとってマイナスイメージになるためだ。
「ジャニーズ事務所を取り巻く特殊な事情を知らない国際社会において、ジャニーズ事務所と近い関係を保つことは、人権侵害を認めるということになってしまう。メディアについても同様であり、少なくとも問題に関する報道をスルーするのは悪手でしかない。
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