今週の第1位は、新潮が熱心に追っている「札幌ススキノ頭部切断事件」に捧げたい。私は事件モノが好きだ。だが、最近の週刊誌には執念深く事件を追った記事は多くはない。新潮は「黒い報告書」という連載物をやり続け、編集者に調査報道のノウハウを蓄積させてきた実績がある。
今回の事件も闇は深くて、真相が那辺にあるのか分かりづらい。こういう時は新潮の出番である。
「殺された被害者の首を切断、いわばバラバラにする殺人事件は幾度も起きていますが、犯人が死体を『損壊』したり『遺棄』した罪に問われるだけで、今回のように『死体領得』が加わる事件は非常に稀です。(中略)
犯人が遺体を自分の手元に置いておきたい、遺体そのものを我が物にしたいという強い欲求が動機としてなければ、警察が容疑をかけることはありません」(社会部デスク)
「修容疑者は事件当日までの間に複数回、瑠奈容疑者を車に乗せて札幌市内の総合ディスカウントストア『ドン・キホーテ』へと足を運び、ノコギリやナイフなどの凶器類と、おもちゃの手錠や変装に使った金髪のカツラ、切断した首を運ぶためのスーツケースを購入したのです」(同)
「捜査関係者が明かすには、容疑者宅の2階にある浴室で発見された首は、腐敗が進んでいたこともあって、被害者本人かどうかの確認には歯形の鑑定が必要でした。そのような状態にまでなった首なら一刻も早く処分するか、せめて視界に入らないように隠すかするところ、瑠奈容疑者は、まるで捕らえた獲物を誰にも渡してなるものかという具合に、大事にしていた様子が見受けられたというのです」
「瑠奈容疑者と被害者が初めて出会ったのは5月下旬。ススキノにあるディスコでしたが、それを機に二人は複数回、同様の店で会う中でトラブルが起きた。逮捕された母親がそのように供述しているようです」(社会部デスク)
「瑠奈容疑者が何度か来店したのですが、その時にちょっとした“恐怖体験”がありまして……」
そう明かすのは、容疑者宅近隣にある飲食店店長だ。
「決まって深夜1時とか2時、閉店した後に“一杯飲めませんか”って来るんですけどね。私は片付けを終えてトイレから出たら、薄暗いカウンターに座っていて、本当に驚いて声をあげそうになった。“ごめんね、今日はおしまいなんだよ”って断っても、“分かりました。じゃあ、居てもいいですか”とカウンターに居座って、スマホをいじるでもなく黙ったまま動かない。酔っ払っているわけでもなく10分位そのままなんです。“タクシー呼ぼうか”と声をかけたら、“近所なんて大丈夫です”と帰っていく。不思議な子だったんでよく覚えていますよ」
この瑠奈容疑者が憎み、首まで斬り落とした「動機」とは何だったのだろうか。新潮の続報に期待したい。(文中敬称略)
【巻末付録】
まずは現代から。
「憧れのミューズ甦る! プレミアム水着ショット」。秋吉久美子・池上季実子ほか。
「“巨乳すぎるレポーター”出口亜梨沙」
袋とじ「『日テレジェニック』グランプリ受賞! 前田美里 決意の初ヌード」。
われらの時代は前田美波里というのがいたな。この子も可愛い。
お次はポスト。
「『8330人の女性器研究』動画」。
袋とじ「女性器アーティスト『ヴァギナ・プリンティング』衝撃の作品日本初公開」
「あまつまりな 湿った夏の艶めき」
「呂布カルマが放つ祝砲グラビアパンチライン」
量的にはポストが圧勝だが、現代の前田美里がいい! これだけでも買いたくなるはず。というわけで今週は現代の勝ち!