「2番手、3番手のキャラクターがスパイだったというのは、海外のスパイドラマでもよくあるパt-案です。実際に『VIVANT』でもそれを踏襲しているかどうかはまだわかりませんが、そう思わせるような演出が多いのは確かであり、だからこそ考察も盛り上がっていると言えるでしょう。いわば“スパイものあるある”を上手く利用しているということですね」(同)

 そのほかに、『VIVANT』にはいくつもの“あるある”が散りばめられている。

《檀れいが 大使の時点で怪しいよね。 ただのいい大使なら他の女優使うだろうし》
《監視カメラの映像をダミーにするのはもはや定番だし、ガラスを拡大するのも定番。でも毎回ドキドキする》
《VIVANT考察。 二重人格で主人公の人格が、実は後から生まれた人格であるのはよくあるよね》

など、SNSでも、過去の映画やドラマにもありそうな設定や展開を『VIVANT』のなかに見出し、そこを糸口にして、さまざまな考察をする人は多い。さらには、

《日曜劇場あるある、料亭での食事シーン》
《日曜劇場あるあるのギリギリ間に合うかどうかのハラハラ展開もあったし、濱田岳も出てきたし最高でした!》

と、“日曜劇場あるある”を指摘する声も少なくない。