「海外のスパイもののドラマでは、第1話から登場している主要キャラクターのなかに、裏切り者がいるというのが定番になっています。『VIVANT』においても、誰が裏切り者なのかという点に関する考察がとても多いですね」(ドラマ関係者)

 登場人物のなかで、特に“怪しい”と疑いの目をかけられているのが、二階堂ふみ演じる医師の柚木薫だ。第3話では、バルカ共和国から広大な砂漠を抜けてモンゴル国境へと向かう際、薫が途中で行方不明になってしまうという展開があったが、はぐれた経緯などは明かされておらず、たしかに謎めいていると見ることもできる。

 さらに、帰国後は公安警察の野崎(阿部寛)の連絡先を異様に知りたがったり、バルカ共和国で亡くなったアディエルと婚約していたという話が嘘だと告白したり、薫についてはどこか怪しげな言動も少なくないのだ。これに対し、SNSでは、

《薫さん怪しいんだよなぁ。わざと行方くらませた?》
《薫がやたら怪しい。モニターなのでは?最初から聞きたがりすぎてるもん》

など、薫の行動の裏を勘ぐるような投稿が散見されている。