2010年代も終わりに差しかかり、2020年代に入るといよいよ終戦100周年も視野に入ってくる。核戦争の恐怖、その記憶が薄れつつあることは、現代の大衆文化からも感じ取れる。
18年にはセレーナ・ゴメス、カーディ・B、OzunaをフィーチャーしたDJ Snakeの楽曲「タキ・タキ・ルンバ(原題 :Taki Taki)」が物議をかもした。詞の中に「タキタキ」と韻を踏んだ「ナガサキ」「カワサキ」といった日本語の固有名詞が入っていたのだが、ナガサキのくだりは「尻がナガサキのように爆発」といった内容で、レコード会社の日本法人は歌詞の変更を要求している。
直近では、米国の大ヒットドラマ『This Is US』で、長崎という単語が「破壊する」「つぶす」という意味の動詞として使われていたことが発覚。番組プロデューサーは西日本新聞から意図を問われたものの、「エピソード自体に語らせることを望んでいる」と回答を保留した。
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