◆3.「高熱アイロン必須の髪型」をやめて思うこと

昔180℃で使用していたカールアイロン
昔180℃で使用していたカールアイロン
 昔は180℃のアイロンを使った巻き髪セミロングスタイルが定番でしたが、高熱によるダメージを重ねないために、少しずつアイロン離れを行い、ブローのみで完結するストレートヘアに変えました。

 これはつまり、アイロンでごまかさないと目も当てられない「汚髪」が、アイロンを使わなくても人前に出られる髪になった、ということなのですが、これによって「ちょっとそこまで」のワンマイルのときや、「完全オフ」のときの身だしなみが整いやすくなったと感じています。

「完全オフ」とは、例えば着古した部屋着を着ていて、顔はすっぴん、髪もあらいざらし、のような状態のことを言いたいのですが、やはりそういうときでも、髪のコンディションは、洋服やメイクよりも見た目の印象に大きな影響を与えるパーツだと私は思っています。

 髪がボサボサだと、疲れた印象や生活感が出がちなものですが、たとえ部屋着にすっぴんでも、髪がツルリとしているだけで、不思議なことにそこまで印象が乱れないものだと思います。

<文/毛髪診断士 元井里奈>

【元井里奈】

東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」