嵐の二宮和也らが今月20日にYouTubeチャンネル『ジャにのチャンネル』で生配信を実施した際に、TOBEのライブ配信での演出のパロディをやったが、このことについて滝沢氏は、二宮から「(TOBEを)イジっちゃった」と事後報告があったことを明かしており、2人が今でも連絡を取り合っていることも明らかになっている。

 タレントたちは大人の事情や忖度と関係なく交流を続けているようだが、しかし“辞めジャニ”が地上波のテレビで活躍できているかというとそうとはいえないところで、特定の番組ではジャニーズ事務所ではないボーイズグループが出演できない状態は変わらず続いている。一方で、先日の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)や『音楽の日』(TBS系)では事務所を超えたコラボレーションが披露され、特に『音楽の日』ではジャニーズのTravis Japanが他事務所のグループと共に躍ったことで大きな反響を呼び、MCの中居正広が大いに興奮していたほか、企画をプロデュースしたs**t kingzのメンバーが「これを当たり前にしていきたい」と語ったことも記憶に新しい。

 現役ジャニーズが退所したメンバーについて公に言及する機会が増えるなど、排他的なジャニーズ文化に変化が起こりつつあることがうかがえ、このまま業界にはびこっていた「忖度」の一掃も期待されているが、日本テレビをはじめとしたテレビ各局は今後どのような動きを見せるのだろうか。