安藤サクラが体を張ってボクシングに挑戦した『百円の恋』(14)、池松壮亮と門脇麦が地下風俗で出逢う『愛の渦』(14)、兄弟間の近親憎悪を描いた窪田正孝主演の『犬猿』(18)……。東映の子会社である東映ビデオは、メジャーな配給会社が手を出さないひと癖もふた癖もある作品をこれまで手掛けてきた。その東映ビデオが、新人監督たちのオリジナル企画の映画をこの夏に2本続けて劇場公開する。
タイムループという人気ジャンルに挑んだ『神回』(7月21日公開)と、農業高校に通う女子高生を主人公にした『17歳は止まらない』(8月4日公開)がその2本。東映ビデオが新しい才能を発掘することを目的に2021年に始めた「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の公募に309本の企画が寄せられ、そこから厳正な審査によって選ばれた第1回製作作品だ。
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