厚生労働省、将来の大学入学者数大幅減少を予測…定員割れ続出不可避の画像1

 2040年の大学の入学者数は、22年の入学者数より約11万人減少して51万人台になる。こんな衝撃的な将来推計が、厚生労働省から公表された。少子化の進展により、40年には22年の大学入学定員の総数の約2割も減少することになり、定員割れする大学が続出し、大学経営に大きな影響を与えそうだ。

 この将来推計は、中央教育審議会大学分科会で示されたもので、40年から50年の大学入学者数を推計している。推計は18年度~21年度における都道府県別、男女別の大学進学率の伸び率によって今後50年まで大学進学率が上昇すると仮定し、国立社会保障・人口問題研究所の18歳人口の将来推計に大学進学率を掛け、新型コロナウイルスの影響により、20年度~22年度は外国人留学生数が一時的に激減したことを踏まえ、19年度の外国人留学生 数が維持されると推定して、これを加えた。