『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの映画を世に送り出し、大手とは一線を画した映画スタジオとして注目を浴びてきた「A24」。

「ユリイカ」(青土舎)でも特集が組まれ、A24作品ファンを公言するサブカル界の著名人も少なくない。SNSを駆使した映画作品の多角的な宣伝戦略なども特徴で、関連映画のTシャツなどのオリジナルグッズが、即完売することも珍しくないという。

 しかし、そんな注目度・話題性の高さに違和感を感じる人も増えている模様。そもそもかならずしも全作品を制作しているわけでもなく、配給のみのものあるし、ミステリーやホラーばかりを扱ってるわけでもない。だが間違いなく、同社の関連作品には映画界を超えた注目度が集まっているわけで……。

 今回は、そんなA24作品との“正しい向き合い方” について、映画宣伝ウォッチャーのビニールタッキー氏に話を聞いた。