サメが沖合ではなく、浜辺近くにいることが多くなっていることをうかがえる数字だが、専門家は海水温の上昇でサメのエサとなる小魚が海岸近くを泳ぐケースが増えたことや、ニューヨーク市周辺の水質が改善したことなどを要因としてあげている。
一方、大型サメの目撃が多いフロリダ州では2日に、映画「ジョーズ」さながらのパニックがビーチで見られた。アラバマ州との境にあるメキシコ湾に面したペルディード・キーで午後2時15分ごろ、海水浴客であふれるビーチに大型のサメが現れた。
海水浴客がスマートフォンで撮影した映像には、浅瀬の水面にサメの背びれが現れ、「サメだ」との叫び声で水遊びをしていた海水浴客が一斉に浜辺に上がろうとする姿が映し出されている。
映画「ジョーズ」のサメは忍びよるように人に近づいていたが、このサメは激しく水しぶきをあげて泳いでいた。その違いはあるものの、海水浴客の慌てぶりは「ジョーズ」さながら。映像はメディアでも取り上げられ、サメの恐怖を全米に見せつけた。
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